2 コメント
nWPCを振ったときの泡は、混ぜ方の失敗や品質の低さを意味するものではありません。NutrimuscleのnWPCは、乳化剤・安定剤としてレシチンを加えない配合です。商品ページでも、この配合に伴う自然な泡立ちを案内しています【2】。
この記事では、泡の仕組みと私たちがレシチンを加えない理由を知り、製品に合った作り方を手順クイズで確認します。最後に、次の一杯のためのメモを残せます。
この記事の目次
なぜプロテインは泡立つのか? — 科学的メカニズム
水にプロテインを加えて振ると、液体に空気が入り込みます。たんぱく質は水と空気の境目に集まり、気泡を包む膜に関わります。気泡が液体の中に残ったものが泡です。
泡がどれだけでき、どのくらい残るかは同じ話ではありません。Yangら(2009)は、ホエイと卵白のモデル液で、泡の安定性に液体の粘度、界面の性質、気泡の大きさなどが関わることを報告しています【1】。市販のシェイクの泡を、そのまま品質点数に置き換える研究ではありません。
泡とダマも別です。表面に集まる気泡と、粉が湿って固まった塊を分けて観察すると、次に見直す手順を選びやすくなります。
レシチン不使用のnWPC — 泡立ちに表れる配合の選択
私たちがnWPCの泡立ちを品質の話につなげる理由は、泡の量を点数にするためではありません。レシチンを加えずに製品を設計するという、原材料についての選択があるからです【2】。乳たんぱく質は水と空気の境目に集まる性質を持ち、シェイクによって入った空気を泡として残すことがあります【1】。
nWPCの商品ページにある原材料表示では、ナチュラルは非インスタント化nWPCが100%。フレンチ・ショコラにはココア、香料、イヌリンなども含まれますが、掲載された原材料一覧にレシチンはありません【2】。同じnWPCでも、味によって配合は異なります。
- この製品で体感すること:レシチンを加えない配合でも、指定の手順で混ぜられ、自然な泡が生じる。
- 表示で確認すること:選んだ味の原材料と、粉末の量に対するたんぱく質量。
- 泡だけで決めないこと:別の製品のレシチンの有無、たんぱく質量、原料の由来。
泡はnWPCの配合方針を知る入り口です。その根拠は、製品ごとの原材料表示で確かめられます。
プロテインの種類と泡立ちやすさの違い
ホエイ、カゼイン、卵白では原料が異なります。ただし、原料名だけで市販品の泡立ちを一律に順位づけすることはできません。フレーバーを含む配合や、粉と水の割合、混ぜ方も異なるためです。
まずは同じ製品・同じ分量で比べてみましょう。毎回製品や水量まで変えると、どの工夫で見た目が変わったのか分かりにくくなります。ほかの原料へ替える前に、今の製品の表示を確かめることから始められます。
原料選びから知りたい方は、プロテインの種類と選び方もご覧ください。
なぜレシチンを加えないのか — 原材料表示と大豆の由来
レシチンは乳化剤などに使われ、大豆由来のものもあります。私たちはnWPCにレシチンを加えない設計を選び、原材料を確認しやすくしています【2】。レシチンを使用する製品が一律に低品質という意味ではなく、配合と原料の選び方の違いです。
大豆の由来が気になる方には、調達先の確認も重要です。米国FDAによると、2020年に米国で作付けされた大豆の94%は遺伝子組換え品種でした【3】。これは米国の大豆作付けの数字であり、世界のレシチンの使用量や、個々の製品に使われたレシチンの由来を示す数字ではありません。
nWPCについて確かめられる事実は、商品ページに掲載された原材料にレシチンがないことです。泡だけで由来を推測せず、選んだ味の表示を見てください。
泡立ちを抑える5つの方法
すべてのプロテインに共通する振り方を決めるより、まず製品の作り方を基準にします。作り方を変えても、泡が残ることがあります。
- 製品の手順を確認する。水と粉の順番、分量、最後の混ぜ方を先に読む。
- 粉と水の量をそろえる。比較する日は同じ製品・同じ分量にしておく。
- 最初と最後の混ぜ方を分ける。nWPCの案内は、少量の水と粉を先にしっかり混ぜ、残りの水を加えた後は軽く混ぜる手順です【2】。
- 混ぜ終えたら、表示に沿って待つ。nWPCの案内では、仕上げた後に5〜10分置きます【2】。すべての製品で同じ時間になるとは限りません。
- 一度に変える条件は一つにする。次の一杯では最後の混ぜ方など、一つだけ変えて泡とダマを別々に観察する。
下の練習は、nWPCの商品ページにある作り方を確認するためのものです。卵白やほかの製品へ、そのまま当てはめないでください。
次は、どの手順でしょう?
作り方を順番に選んでみましょう。選ぶたびに、その手順を行うタイミングを確認できます。何度でも選び直せます。
最初にすることは?
シェイカーは空の状態です。最初の手順を選んでください。
- 1. まだ選んでいません
- 2. まだ選んでいません
- 3. まだ選んでいません
先にしっかり混ぜてから、残りの水を。
水・粉末・水を入れる → ふたを閉めて力強く振る → 残りの水を加えてやさしく混ぜる。最初のシェイクと仕上げの混ぜ方を分けるのが、この手順のポイントです。
作り方メモを見る水の温度と泡立ちの関係
温度も混ざり方や泡の状態を考える条件の一つです。ただし「冷水なら必ず泡が多い」「この温度なら泡が消える」といった共通の順位は、このページでは設けません。
nWPCの作り方では常温の水が案内されています【2】。まずその条件で手順を確認しましょう。熱い液体を密閉したシェイカーで振る使い方は避け、製品とシェイカーそれぞれの使用上の注意を優先してください。
よくある質問(FAQ)
Q. nWPCの泡は、品質について何を教えてくれますか?
私たちのnWPCでは、レシチンを加えない配合による自然な泡立ちとして案内しています【2】。これは原材料についての選択を体感する一面です。たんぱく質量や別の製品の配合は泡だけでは分からないため、表示を確認してください。
Q. 泡とダマはどう見分けますか?
泡は気泡、ダマは粉が湿って固まった塊です。液面の泡と、液体の中や底に残る塊を分けて観察してみましょう。
Q. 泡を完全になくすことはできますか?
このページでは、泡がゼロになる方法を保証していません。まず表示どおりに作り、泡が気になる場合は、最後の混ぜ方や置く時間を一つずつ確認してください。
Q. 泡が残っているとき、さらに振るべきですか?
泡が残っていることだけを理由に振り続ける必要はありません。粉の塊が残っているかも確認し、製品の仕上げ手順に沿って判断しましょう。
まとめ
覚えておきたいのは三つです。nWPCの自然な泡立ちは、レシチンを加えない配合と結びつく。配合を確かめるのは選んだ味の原材料表示。作り方はその製品の案内に従う。
次の一杯では、同じ製品・同じ分量で、一つの手順を意識してみましょう。下のメモを残しておけば、飲む直前にこの記事を読み直す必要はありません。
3つの手順をメモしておこう
nWPCの作り方メモ
- 水・粉末・水。少量の常温の水、粉末、さらに少量の水を入れる。
- ふたを閉めて、力強く振る。最初のシェイクでよく混ぜる。
- 残りの水を加える。仕上げはやさしく混ぜる。
このメモは手順の要点です。使用量と詳しい作り方は製品の表示をご確認ください。ほかの製品には、それぞれの作り方があります。

nWPCの詳しい作り方はこちら
クイズで紹介した製品の原材料、使用量、作り方を製品ページでご確認いただけます。
参考文献
- Yang X, Berry TK, Foegeding EA. Foams prepared from whey protein isolate and egg white protein: 1. Physical, microstructural, and interfacial properties. J Food Sci. 2009;74(5):E259–268. 論文の要旨と書誌情報。実験用のモデル液に関する研究であり、市販品の品質評価や本品の作り方を検証した試験ではありません。
- Nutrimuscle Japan. ネイティブ ホエイ(nWPC)商品ページ。「シェイカーでの美味しい作り方」。レシチンを加えない配合、原材料表示、製品の手順の出典です。
- U.S. Food and Drug Administration. GMO Crops, Animal Food, and Beyond。2020年の米国大豆作付けに占める遺伝子組換え品種の割合の出典です。世界のレシチン市場の割合は示していません。
情報確認日:2026年9月25日。商品情報は更新されることがあります。お手元の製品表示を優先してください。
※本記事は情報提供を目的としています。体調やアレルギーにご心配がある場合は、医師・専門家にご相談ください。

