コラーゲンペプチド5gのカロリーは約18kcal——きゅうり1本より少ない数値です。それでも「コラーゲンを飲むと太る」という不安を持つ方は少なくありません。
結論から言うと、コラーゲンペプチドが太る原因になることは科学的に考えにくいです。本記事では、コラーゲンのカロリー、体重増加との関係、そして安心して摂取するための正しい知識をデータに基づいて解説します。
コラーゲンペプチドのカロリーはどれくらい?
まず数字を確認しましょう。コラーゲンペプチドのカロリーは1gあたり約3.5〜3.8kcalです。一般的な摂取量で計算すると:
- 1日5g → 約18kcal
- 1日10g → 約36kcal
18〜36kcalは、きゅうり1本(約14kcal)やいちご2〜3個程度のカロリーです。この量で体重が増加することは、カロリー収支の観点からありえません。
「コラーゲンで太った」の正体
それでも「コラーゲンを飲み始めてから体重が増えた」という声があるのはなぜでしょうか。考えられる原因は以下の通りです:
- コラーゲンドリンク・ゼリーの糖分:市販のコラーゲンドリンクやゼリーには、味を整えるために1本あたり10〜15gの糖類が添加されていることがあります。コラーゲン自体ではなく、付随する糖分がカロリーの原因です。
- 生活習慣の変化との混同:サプリメントを始める時期に食事内容や運動量が変化した場合、コラーゲンが原因ではなく生活習慣の変化が体重に影響しています。
- 体水分量の変動:日常的な体重の変動(±0.5〜1.5kg)はごく正常です。コラーゲン摂取と偶然重なっただけの可能性があります。
ポイント:Nutrimuscleのコラーゲンペプチド(Peptan®)は純粋なコラーゲンペプチドのみで構成されており、糖類・脂質の添加はありません。市販のコラーゲン入り飲料とは成分構成が大きく異なります。
コラーゲンは脂肪を増やすのか? — 研究データ
コラーゲンペプチドの摂取が脂肪量を増加させたという研究は存在しません。むしろ、いくつかの研究ではコラーゲンの摂取が体組成に好影響をもたらす可能性が示唆されています。
Zdzieblik et al. (2015)の研究では、コラーゲンペプチド+筋力トレーニングの組み合わせが、プラセボ+筋力トレーニングに比べて脂肪量の減少と除脂肪体重の増加に寄与したと報告されています【1】。この効果は、コラーゲンが結合組織をサポートすることでトレーニングの質が維持された結果と考えられています。
むしろ減量期に役立つ理由
減量期にコラーゲンペプチドが有益な理由がいくつかあります:
- 低カロリー高たんぱく:コラーゲンはたんぱく質の一種であり、満腹感に寄与しつつカロリーが極めて低い。
- 関節保護:カロリー制限中はトレーニングの強度を維持しながら関節への負担が増すことがあります。コラーゲンは結合組織のコンディションを維持するサポートに。
- 肌のコンディション維持:急激な減量は肌のたるみにつながることがあります。コラーゲンの継続摂取が肌の弾力維持に寄与する可能性があります。
→ 減量全般については:「減量で筋肉を落とさずに体脂肪を減らす方法」
→ プロテインでの減量については:「プロテインでダイエットできる?正しい飲み方と選び方」
増量期(バルクアップ)でのコラーゲンの位置づけ
増量期においてコラーゲンは「筋肉を大きくする」目的ではなく、「結合組織を保護する」目的で位置づけられます。増量期は高重量トレーニングの頻度と強度が増すため、腱・靭帯・関節への負荷も大きくなります。コラーゲンはこれらの組織のコンディション維持をサポートし、怪我の予防に寄与します。
筋たんぱく質合成にはホエイやカゼインのようなプロテインが必要です。コラーゲンは「プロテインの代わり」ではなく「プロテインとの補完」として考えてください。
→ 筋トレとコラーゲンの関係:「筋トレにコラーゲンは効果ある?」
SNSで広まる「コラーゲンで太る」説の検証
SNS上で「コラーゲンを飲み始めたら太った」という投稿を見かけることがあります。これにはいくつかの説明が考えられます。
- コラーゲンドリンクのカロリー:市販のコラーゲンドリンクには糖分(果糖、砂糖)が大量に添加されている製品があります。コラーゲン自体のカロリーではなく、添加された糖分のカロリーが原因の可能性があります。パウダーやカプセルタイプならこのリスクは回避できます。
- 体重増加 ≠ 脂肪増加:コラーゲン摂取で体内の水分保持が増えるケースがあります。これは筋膜やコラーゲン組織の水和が改善した結果であり、脂肪が増えたわけではありません。
- 食事全体のカロリー管理:コラーゲンを「健康にいい」という理由で追加しつつ、他の食事量を減らしていなければ、単純にカロリー超過になります。コラーゲンも他のサプリメントと同様、1日の総カロリーに含めて管理する必要があります。
NutrimuscleのPeptan® コラーゲンペプチド パウダーは、10gあたり約36kcal。添加物・糖分ゼロ。1日のカロリー管理にほとんど影響しない量です。
減量期にこそコラーゲンを摂るべき3つの理由
「コラーゲンで太るのでは?」という懸念とは逆に、減量期こそコラーゲン摂取の重要性が高まります。
- ① 関節・腱の保護:カロリー制限中は結合組織の修復に回せる栄養素が減少します。同時に、体脂肪の減少で関節へのクッション(脂肪パッド)も薄くなります。コラーゲンペプチドで結合組織の原料を確保することで、減量中の関節痛や怪我を予防できます。
- ② 皮膚のたるみ防止:急激な減量後に皮膚がたるむのは、コラーゲン線維の弾力低下が一因です。減量中からコラーゲンを摂取しておくことで、皮膚の弾力維持をサポートします。
- ③ 満腹感の補助:コラーゲンはたんぱく質の一種です。グリシンやプロリンは食欲調節に関与するホルモンに影響を与える可能性が示唆されています。ただし、ホエイやカゼインほどの満腹効果は期待できないため、置き換えではなく補完として使います。
→ 減量全般のガイド:「減量で筋肉を落とさずに体脂肪を減らす方法」
→ 「コラーゲンの効果とは?肌・髪・関節へのメリット」
よくある質問(FAQ)
Q. コラーゲンを飲むと太りますか?
いいえ。1日5〜10gのコラーゲンペプチドは18〜36kcalしかなく、体重増加の原因にはなりません。「太った」と感じる場合、コラーゲンドリンクの糖分や生活習慣の変化が原因の可能性が高いです。
Q. コラーゲンドリンクとコラーゲンパウダーで違いはある?
市販のコラーゲンドリンクには糖類が多く添加されていることがあります。純粋なコラーゲンペプチド(パウダーやカプセル)は添加物がなく、より低カロリーです。
Q. 寝る前にコラーゲンを飲んでも太らない?
コラーゲンペプチド5g(約18kcal)が寝る前の摂取で脂肪増加につながることはありません。むしろ就寝前は美容目的では最適なタイミングです。
→ 「コラーゲンの飲むタイミングで効果は変わる?」
まとめ
コラーゲンペプチドは1日18〜36kcalの超低カロリーであり、太る原因にはなりません。市販のコラーゲンドリンクの糖分と混同しないことが大切です。むしろ、減量期の関節保護や肌のコンディション維持に役立つ成分です。安心して継続摂取してください。
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参考文献
- Zdzieblik D, et al. Collagen peptide supplementation in combination with resistance training improves body composition and increases muscle strength in elderly sarcopenic men. Br J Nutr. 2015;114(8):1237-45.

